旗艦AVプリ「AV8802」
マランツ、旗艦AVプリ「AV8802」。ドルビーアトモス対応/フルディスクリート電流帰還型プリ採用http://www.phileweb.com/news/photo/d-av/361/36101/2_1.jpg
AV8002は最大11.2chの同時プロセッシングに対応。プリ出力はXLRバランス、RCAアンバランス共に13.2chを備え、フレキシブルかつ幅広いスピーカー設定でドルビーアトモス再生が行える。最大の特徴となるのはプリアンプ部で、従来モデルAV8801(関連ニュース)から引き続き全チャンネル独立基板アナログ出力回路を搭載した上で、送り出しアンプにはHDAM-SAによるフルディスクリート電流帰還型アンプを採用した。
HDMI端子は8入力3出力を搭載。映像入出力は4K/60p、4:4:4、24bit信号のパススルーに対応する。また無償アップデートでHDCP 2.2にも対応する予定だ。Wi-FiやBluetooth、DSDにも対応したネットワーク機能やUSBメモリー再生機能も搭載している。以下にその詳細を紹介していく。
発表に先駆けて行われたAV8802のプレゼンテーションには、マランツ・サウンドマネージャーの澤田龍一氏、AV8802の設計を担当した豊間洋氏が登場。本機に導入された技術や音質の説明を行った。澤田氏はAV8802の要点として、「Hi-FiグレードのハイスピードアンプをAVアンプで実現すること」、「AVアンプが内包する高周波ノイズの克服」、そして「AV8801で開発した技術の継承と改良」の3点を挙げた。そして「前回モデルのAV8801に比べ値段は約2万円アップしていますが、内容の向上はとてもそんなものではありません。音質については究極に近いところまで持って行ったと自負しています」と自信を見せていた。
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■HDAM-SA搭載によるフルディスクリート電流帰還型プリアンプを実現
AV8802の音質技術の最大のポイントは、AV8801から全チャンネル独立基板アナログ出力回路“HDAM-Pure Lines”を引き継ぎつつ、HDAM-SA搭載によるフルディスクリート電流帰還型プリアンプを新たに搭載したことだ。
全チャンネル独立基板によるアナログ出力回路は、ドルビープロロジックIIzやDTS Neo:Xの登場によりチャンネル数を増やす必要に迫られたAV8801において、クロストークを改善する目的で開発された。多チャンネルを同一基板上に配置すると、近接する回路同士が引き起こすクロストークは避けられないため、各チャンネルを独立回路としたのだ。AV8802ではこの独立基板を継承し、11.2ch分の送り出しアンプ(合計13ch)を分割・独立した基板(全13枚)で構成。各チャンネル間のクロストーク、相互干渉を徹底的に排除した。
その上でAV8802は、同社のハイエンドHiFi機器に再生クオリティを近づけるべく、澤田氏が「飛躍的な進歩」と表現するフルディスクリート電流帰還型プリアンプを実現した。AV8801では独立基板による各アナログ出力回路において、マランツ独自の高速アンプモジュールであるHDAM-SAが採用されたものの、あくまでオペアンプを併用したアンプ構成となっていた。
今回のAV8802では、オペアンプをいっさい使うことなく、HDAM-SAによるフルディスクリート電流帰還型アンプを構成。AV8801比で約16倍の高速化を実現した。さらにはXLRバランス出力のための位相反転出力アンプにも同じHDAM-SA回路を搭載したことで、バランス出力を回路的にアンバランス出力と同等のクオリティとすることを可能とした。
澤田氏は、このHDAM-SA搭載フルディスクリート電流帰還型アンプがAV8802のサウンドの要であるとして、従来モデルAV8801の回路構成と比較しながら特に詳細に説明してくれた。
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従来モデルAV8801のアナログ出力基板(左)とAV8802のアナログ出力基板(右)
まずは従来機であるAV8801のプリアンプ部における、ボリュームIC以降の送り出しアンプ回路を解説。「AV8801は2つのオペアンプの間にバッファーアンプとしてHDAM-SAを配置して、アンバランス出力用の送り出しアンプを構成しています。この出力から、さらに2つのオペアンプを使って信号を生成し、XLRバランス出力を作り出します。この場合、アンプのスピードはオペアンプの性能に大きく左右されてしまいます。実際に測定したスルーレート(信号を入力してから音が立ち上がるまでの早さ)は約6V/μsecと、“汎用オペアンプよりは少し早いかな”という程度の値となっています」
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AV8801とAV8802のプリアンプ構成の比較。および両モデルのスルーレートの測定結果
対してAV8802は、送り出しアンプはHDAM-SAを用いて完全なディスクリート構成としている。「AV8802の送り出しアンプ回路は非常にシンプルで、オペアンプを使うことなく、HDAM-SAの2段構成による完全ディスクリートの電流帰還型回路となっています。ここで作られる信号はアンバランス出力、およびバランス出力の+側で共用されます。そして、この出力を反転型HDAM-SAの回路に送り込み、バランス出力を生成します。HDAM-SA自体の性能向上が大きいこともあり、AV8802のスルーレートは約100/μsecです。アンプの立ち上がりのスピードがいかに早くなったかがおわかりいただけるでしょう」(澤田氏)。
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AV8801のブロックダイヤグラム
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AV8802のブロックダイヤグラム
こうした高速化はHi-Fiでは当たり前だが、AVアンプではチャンネル数が多くなるため、ディスクリート構成のアンプを搭載することは通常難しいという。澤田氏は「AVアンプならばオペアンプを使うほうが楽なのですが、AV8802では何百という膨大なトランジスターを用いてディスクリート回路を実現させました。“Hi-Fiと遜色ないグレードの出力性能を持たせる”というのがAV8802におけるテーマであり、豊間の設計における努力もあって素晴らしい性能を得ることができました」と説明していた。
また、澤田氏はアンプの高速化についてもさらに踏み込んで説明。「ただ単に100V/μsecまで高速化したというだけでなく、測定した波形の立ち上がりもきれいになっています。汎用オペアンプを多段で使うと安定度を取るのが難しく、AV8801の波形のように、立ち上がりの波形に“段々”ができてしまいます。HDAM-SAによるフルディスクリート電流帰還型は、そもそもの出自が映像増幅用の回路であり、スピードが速いのは当然です。立ち上がりの波形もきれいです」(澤田氏)。
しかし、アンプが高速化すると、信号はもちろん不要なノイズまでリニアに増幅してしまうため、それを防ぐための対策も重要だったという。豊間氏は「DCオフセット(直流電流の漏れ)によるポップノイズの発生が非常にやっかいで、この点を対策するのが一番苦労しました。オペアンプを使えば、DCオフセットの問題も簡単にクリアできます。しかし、我々はあくまでHi-Fiクオリティを目指し、ディスクリート構成のアンプにこだわったのです」と説明していた。
XLRバランス接続の音質が大きく向上した
AV8802のフルディスクリート電流帰還アンプのメリットは高速化による音質向上だけではないと澤田氏。バランスXLR出力のクオリティの向上も大きなポイントだという。
「汎用型のオペアンプでは、アンプの高速化に限界があることは先ほども説明したとおりです。従来機AV8801のバランス出力では、オペアンプを用いて位相反転を行いバランス出力を生成するため、アンバランスに比べて行程が1段ないし2段増えることになります。よって音の鮮度という点では、アンバランスの方が勝っていました」。
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AV8802はバランス出力も、アンバランス出力と同等の鮮度を実現している
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HDAM-SA回路採用プリアンプを新搭載
マランツ、旗艦AVプリ「AV8802」。ドルビーアトモス対応/フルディスクリート電流帰還型プリ採用
編集部 小澤貴信
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2014年12月18日 このエントリーをはてなブックマークに追加
■XLRバランス接続の音質が大きく向上した
AV8802のフルディスクリート電流帰還アンプのメリットは高速化による音質向上だけではないと澤田氏。バランスXLR出力のクオリティの向上も大きなポイントだという。
「汎用型のオペアンプでは、アンプの高速化に限界があることは先ほども説明したとおりです。従来機AV8801のバランス出力では、オペアンプを用いて位相反転を行いバランス出力を生成するため、アンバランスに比べて行程が1段ないし2段増えることになります。よって音の鮮度という点では、アンバランスの方が勝っていました」。
AV8802はバランス出力も、アンバランス出力と同等の鮮度を実現している
「AV8802では前述のように、HDAM-SAからの出力をアンバランスとバランスの+側で共有し、その出力を同じくHDAM-SAによる位相反転アンプに入れて出力をつくります。マイナス側は反転アンプを一段通りますが、先ほどご覧いただいたようにHDAM-SAのスピードが非常に高速なため、工程が1段増えるデメリットがほとんどないのです」
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AV8802の背面端子部。バランスXLR/アンバランスRCA共に13.2ch分の端子を搭載
こうした理由により、AV8802のバランス出力は、アンバランス出力に対する回路的なデメリットを持たないのだという。AVアンプは内部にノイズ源を持たざるを得ないため、ノイズに強いバランス出力はアンバランス出力より優位性がある。結果、音質的にはバランス出力が勝ることになると澤田氏は説明。「AV8802では、Hi-Fi用のパワーアンプと組み合わせて積極的にバランス出力を使ってほしい」とコメントしていた。
ディスクリートアンプを活かすために徹底したノイズ・ジッター対策を施す
上述のような非常にハイスピードかつ繊細なディスクリート構成の電流帰還型プリアンプを実現する上で重要だったのは、そもそもAVアンプが内包している高周波ノイズをいかに対策するかだったとのこと。AV8802にはノイズやジッターを排除するために様々な技術が盛り込まれた。
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AV8802におけるノイズ・ジッター対策の概要
AV8002のノイズ対策には、NA8005をはじめとする近年のネットワークプレーヤーで採用されたノイズ制御技術を活用。具体的には、音質用デカップリングコンデンサーによるノイズリダクション、3端子コンデンサーの実装、独自のグランドラインによる低インピーダンス化などが行われた。
また、ジッターの低減にも注力。機械的振動を低減することでクロックのジッターを抑制し、さらにシーラスロジック「CS2100」によるジッターリデューサーでジッターを低減している。
さらに倍速スイッチモード電源を採用することで、スイッチングの周波数を従来の約30Hzからと約90Hzへ大幅に持ち上げ、スイッチングノイズを可聴帯域に追いやった。これにより、ノイズフロアを10dB以上下げることに成功した。
こうしたノイズおよびジッター対策により、HDMIを含むデジタル入力の音質を飛躍的に向上させたと澤田氏は語る。「ハイスピードなアンプは、微細なノイズまで増幅してしまうものです。映像回路やネットワーク回路などを搭載するためそもそもノイズ源の多いAVアンプにおいて、高性能アンプを活かすためには、徹底したノイズ対策が必要でした。スイッチング電源のノイズの改善効果は特に顕著で、全高品位アンプを活かせるだけのノイズフロアを確保できました」。
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AV8801とAV8802のノイズフロア比較のグラフ
豊間氏もこのノイズ対策について「AV8801は6層基板でしたが、AV8802は8層基板を採用しています。近接させないほうが好ましい回路同士は距離を取れるように調整し、さらに個別にアースを取ることなども行い、ノイズ対策を徹底しました」と語っていた。
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AV8802の筐体内部
電源トランスは同社の最上位プリメインアンプ「PM-11S3」と同等グレードのトロイダルトランスを搭載。AV8801に搭載されたものよりもコアサイズをアップし、巻き線にはOFCを、ケースにはアルミを使用した。二次巻き線はD/Aコンバーター、ボリューム、送り出しアンプ回路など、回路ごとに分割。シールドケースにより外来ノイズを遮断し、トランス周辺回路への輻射も抑制している。
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電源トランスにはPM-11S3と同等グレードのトロイダルトランスを搭載
AV8802専用に新開発されたカスタムブロックコンデンサーも搭載。AV8801では4,700μFを4基搭載していたが、AV8802ではニチコン製の10,000μFカスタムコンデンサーを4基搭載した。
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ニチコン製の10000μFカスタムコンデンサーを4基搭載
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高速ショットキーバリアダイオードやノイズキラー素子もリスニングテストを繰り返して厳選した
また、電源はデジタル部に供給するものとアナログ部に供給するもので完全に分離。DSPやネットワーク、USBなどのデジタル回路への電源供給には専用の電源トランスを使用し、アナログ回路との相互干渉を排除している。
さらに、プレミアムグレードのHi-Fiアンプにも用いられている高速ショットキーバリアダイオードやノイズキラー素子など、リスニングテストによって厳選した高品位パーツを多数採用している。
D/Aコンバーターには旭化成「AK4490」を採用
DACデバイスは、旭化成の最新32bitステレオDAC「AK4490」を7基採用。さらにDACは映像回路やネットワーク回路から独立した専用基板にマウントすることで、不要な干渉を避けている。
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旭化成「AK4490」
澤田氏はAK4490を新たに採用した理由も説明。AV8801開発時に旭化成の32bit DACの前モデルをテストしたが、ディティール表現は良好だったものの、音にエネルギー感や勢いがないと感じられて実装を見送ったのだという。しかし、最新の32bit DACにおいては、細部の表現力に磨きがかかりつつ、弱点だった音の勢いも改善されていたため、今回の採用に至ったという。
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AV8802はDACを専用基板に配置している
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こちらは従来モデルAV8801のデジタル基板。DSPや映像回路と同じ基板に、DACが配置されていた
3ピースのトップカバー+ダブルステー筐体
筐体については、銅メッキのシャーシと3ピースのトップカバーをAV8802から引き続き採用。3ピースのトップカバーは、筐体の剛性を高め共振を抑制。シャーシは、メインシャーシにボトムプレートを加えたダブルレイヤードシャーシとし、不要振動による影響を防いでいる。メインシャーシへの銅メッキは、低インピーダンス化を実現し、グラウンド電位の安定させることでノイズが少なく揺らぎのない音場を実現したという。
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3ピース構成のトップカバーを引き続き採用
トップカバーを3ピースとする理由も紹介された。トップカバーが高周波ノイズを受ける場所には一定の分布があるが、1ピース構成だと分布のある各所にそれぞれ対策を施すのが難しい。そこでカバーを3分割し、高周波ノイズの分布に応じて各所に最適な対策を施すという方法をとっているのだという。なお、AV8802では前モデル以上に入念な対策を行っている。
筐体を支えるフットも変更。前モデルのフットと同じ樹脂製だが、内部のリブを増やして強度を上げた。また、フット下部に貼られたフェルトには、クローバーの様に十文字にスリットを入れ、ダンピングを最適化。このスリットを加えたことで、如実な音質向上が得られたという。
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新採用されたフット。フェルトには十時型にスリットが入っている
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AV8801のフット(左)とAV8802のフット(右)。内部のリブが大幅に増えているのがわかる
4基の32bitフローティングポイントDSPを搭載
AV8802はアナログデバイセスの32bitフローティングポイントDSP、第4世代「SHARC」プロセッサーを4基搭載。そもそも負荷が大きいドルビーアトモスの処理に加えて、アトモス再生時のフレキシブルなスピーカーセッティング、さらには同時にAudysseyによる11.2ch分の音場補正を行うことを可能とした。
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32bit DSPを4基搭載している
ドルビーアトモス対応。フレキシブルなスピーカーセッティングも可能
最新AVプリアンプとしてドルビーアトモスにも対応。[5・1・2]、[5・1・4]、[7・1・2]、[7・1・4]、[9・1・2]のスピーカー配置に対応。トップスピーカーが設置できない場合にはフロント/リアハイトのスピーカーを利用して、さらにはワイドスピーカーを組み合わせてのアトモス再生も可能と、システム構成にあわせて柔軟なスピーカーアサインが可能となっている。また、ドルビーアトモス非対応のコンテンツを視聴する際にも、「ドルビーサラウンド」のアップミックス機能により、トップ/ハイトスピーカーを使った再生が可能となっている。
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AV8802で再生可能なドルビーアトモスのセッティング一覧
豊富な出力端子。スピーカーアサインもフレキシブル
ドルビーアトモスをはじめ、DTS Neo:XやAudyssey DSXなど様々なサラウンドフォーマットにおけるフレキシブルなスピーカー配置を可能なのは、豊富なプリアウト端子を搭載しているから。AV8802は前述のようにXLRバランス、RCAアンバランスともに13.2ch分の端子を搭載するが、スピーカー配置に応じて各端子から出力する信号を自動的に割り振ることができるため、フロントハイト/ワイドも含めた柔軟なスピーカーセッティングが行える。
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AV8802のドルビーアトモス設定画面
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フレキシブルなセッティングでドルビーアトモスが楽しめることも特徴
Audysseyによる自動音場補正機能は、家庭向け最高グレードで、測定箇所を除けばIMAXシアターのクオリティに準ずる「Audyssey MultEQ XT32」を搭載している。また、Audysseyはドルビーアトモスにも対応し、トップ/ハイトスピーカーの音場補正も可能となっている。
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Audysseyの最上位「MultEQ XT32」とドルビーアトモス再生を両立させたことも特徴
■HDMI出力は4K/60p対応。アップデートでHDCP2.2にも対応予定
HDMIによる映像入力は、4K/60p、4:4:4、24bitに対応し、SD/HD信号を4K/60pへアップスケーリングすることも可能だ。またビデオコンバージョン機能を備え、コンポジット/コンポーネント/HDMIなどの各映像信号を入力した場合、HDMI映像信号へ変換して出力することができる。HDMI端子は入力8/出力3を搭載。映像をHDMI2系統で同時出力することも可能だ。
また、4K映像などのコンテンツに対する著作権保護技術「HDCP2.2」には、2015年初夏に実施予定の無償アップグレードで対応することがアナウンスされた、これにより、4K放送などの著作権保護された4Kコンテンツのパススルーが可能となる。アップグレードには基板交換が必要となるため、一度メーカー側が引き取っての対応となる。
■Wi-Fi、Bluetoothを内蔵。DSD対応のネットワーク再生機能も搭載
AV8802は新たにWi-FiとBluetoothを内蔵する。Wi-Fiは2本のロッドアンテナを採用したダイバーシティーアンテナにより、安定した通信が可能。Bluetoothについては再生時にメタデータ表示や、リモコンから接続したBluetooth機器を操作することも可能で、最大8台までの機器を登録できる。
ネットワーク機能はDLNA1.5に準拠し、192kHz/24bitまでのWAV・AIFF・FLAC、96kHz/24bitまでのALAC、2.8MHz DSDの再生に対応。FLAC、WAV、AIFF、ALAC、DSDのギャップレス再生にも対応。同様の音源をフロントのUSB-A端子から、USBメモリー経由で再生することも可能となる。
AirPlay、iPhone/iPodとのデジタル接続、インターネットラジオなどの機能も備えている。iOS/Android用の操作アプリ「Marantz Remote App」も用意。スマートフォンやタブレットから本機を直感的に操作することができる。
■主な使用
入力感度はバランスが400mV/94kΩ、アンバランスが200mV/47kΩ。周波数特性は10Hz〜100KHz(+1、-3dB、ダイレクトモード時)、S/Nは105dB(IHF-A weighted、ダイレクトモード時)、歪率は0.005%(20Hz〜20kHz、ダイレクトモード時)、定格出力はバランス2.4V、アンバランス1.2Vとなる。
消費電力は90W(待機時:通常スタンバイ0.2W、CECスタンバイ0.5W、ネットワークスタンバイ4.5W)。外形寸法は440W×185H×389Dmm、質量は13.6kg。
Audysseyの音場補正については、イコライジングを行うのではなく残響補正だけを行っているとのこと。測定箇所数を除けば、一部のIMAXシアターで採用しているものと同レベルの音場補正機能がAV8802には内蔵されている。
幾時會有試聽會呢?{:6_141:} 本帖最後由 agic 於 2014-12-19 22:17 編輯
強呀13.2平衡outputAVプリ「AV8802」 {:6_121:}
本帖最後由 agic 於 2014-12-19 22:20 編輯
{:6_121:} 自曝8801三万周死穴,一早话左同DSD衰尼飯
8801对比noise floor graph顯示30000Hz起晒peak死穴
幾時會有試聽會呢 and how much? 13.2 output
但atmos只support 7.1.4 同9.1.2
出唔到7.1.6 or 9.1.4?
2015年2月より発売する。価格は450,000円(税抜)。
無寫明出唔到7.1.6 or 9.1.4、只話可以自己調整FH,RH等功能。所以応5得。 terencekan 發表於 2014-12-19 09:54 static/image/common/back.gif
2015年2月より発売する。価格は450,000円(税抜)。
無寫明出唔到7.1.6 or 9.1.4、只話可以自己調整FH,RH等 ...
audyssey DSX 9.1.2 ???
行埋SWx2
計埋有9.2.2 ???
http://www.phileweb.com/news/photo/d-av/361/36101/96_2.jpg 本帖最後由 MDLP 於 2014-12-19 10:16 編輯
自己數吓11.1ch ?
http://www.phileweb.com/news/photo/d-av/361/36101/96_1.jpg 同時只會有11.2ch會出聲!但你可以駁晒13.2ch !